先日、隙間を縫って日本の書展レクチャーを請われ関係者Sさんと作品鑑賞を終えた頃、ご縁あって外国の方に日本の書道について説明させていただく機会を得た
話を伺うと、数年前国内某大学院入学時に来日し某著名企業社員として勤務されているMさん
日本文化の一つである書道(漢字)に大変興味を持たれ、休日に国立新美術館へ日本の書展を観にいらしたとのこと
(国内在住者だが日本語を必要としない環境下のため、難しい説明は割愛)
とりあえず、Sさんの語学力とスマホの写真や資料等も交え漢字のルーツや時代背景と文字の派生や変遷を簡単に砕いて説明すると
優秀なMさんは中国の壮大な時代背景まで即座に理解され、ご自分の国の文字についても分かりやすく語ってくださった
しかし日本の書道の魅力は
百聞は一見に如かずである
今回は自身の領域である師とその関係者の揺るぎない作品を中心にご覧いただいた
実際に作品の一線一線を眼に取り込まれようとする姿を目にし、日本人としてこの上なくうれしい限りだ
更に驚いたのは、雅号を含め一般の方以上に古代文字の造形を納得するまで熱い探究心を持たれていたこと
最終まで真剣に語り合い美術館を後にする
結果、自身の学びと化した
それにしても、外国の方によくお声がけをいただくのは宿命と諦めよう
若手ながら宮崎監督アニメのみならず、小津安二郎監督や黒澤明監督等の古き良き時代の日本映画を愛し高度な事象にまで精通する礼儀正しきMさんに、書道におけるAIについて最後に問えば、むしろ今後プラスに働くと迷わず明るく返してくれた
それはなんとも心強い☺️
温故知新の
書道にM氏
未来に花道
師と関係者作品は揺るがない
書道家として大事な国際交流