〇2月一般競書課題手本例(楷書抜粋揮毫)

「滞雨長安夜」(雨に滞る長安の夜) 李商隠(812?~858 唐)
入り方をはじめ、線の強弱・一文字ごとの配置バランス等絶妙です。各々のレベルで学んでまいりましょう。
✳︎学生・2月競書課題手本例・小学1年・2年・3年(低学年手本抜粋揮毫)



小学1年・2年・3年(低学年のみ抜粋揮毫)
○1年「こえ」・・「こ」は、さいしょの線(せん)からしっかりはらい、二つめの線(せん)に気持ち(きもち)をつなげて書きましょう。
「え」は、まず、お手本(てほん)をよくかんさつしましょう。ななめに大きく下がって上がったら、さいごはまん中からまっすぐにおろしてから右にカーブします。
○2年「冬山」・・「冬」は、右はらいと左はらいは、まん中で交差(こうさ)させ、はらいの下がそろうよう元気にはらいます。点もていねいにいれましょう。
「山」は、何度も書きました。最初のたてのせんは、どっしりとまっすぐにおろす(山をささえるように)。たてからよこせんにつながる線(せん)は、山なりにかいてみましょう。
○3年「今月」・・もうすぐ4年生。「今」は、左右のはらい方できまります。
「月」・・・何度もれんしゅうしましたね。転折(てんせつ)=おれまがるところと、下のはらいがナナメ上に美しく決まるようにれんしゅうしましょう。最後(さいご)の横線(よこせん)までていねいに。
まずは、元気(げんき)な線(せん)で書いていきます。
3月以降は、一学年上の課題となります。
小学4年生以上の課題は文字数が増えてまいります。
中学生は5字課題、また書体も行書よりへ。
高校生課題は、一般書(芸術書道)の導入です。
梅の花も見かける今日この頃、
もうそこまで春🌸は芽吹いております。
生徒さんの成長も然り。