〇一般11月競書課題
秋澄萬景清・・秋澄て萬景清し
・・劉禹錫(りゅう うしゃく、772-842)、中唐期の詩人・政治家
全体に文字が大きくなりすぎないようにしましょう。
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天将今夜月 天将に今宵の月とならんとし
一遍洗寰瀛 一遍かんえいを洗う
暑退九霄浄 暑退きてきゅうしょうきよく
秋澄萬景清 秋澄みて万景清し
星辰譲光彩 星辰 光彩を譲り
風露發晶英 風露 晶英を発す
能変人間世 能く人間の世を変え
翛然是玉京 翛然(しゅくぜん)として是れ玉京
翛然・・ものごとにとらわれないさま
九霄・・天空
既に冬支度中ですが('◇')ゞ、中秋の名月を思い出させる想像力で味わいたい詩☆☆☆
☆学生11月の競書課題(抜粋例)
左から小1~小3課題(試験課題)
**12月も使用予定
☆小1「とも」
「と」ばかりが大きくなりすぎないように、さいごはたまごが入るよう、まるみをつけてしっかりとめよう。
「も」・・一もじめは、まんなかにくるように、うでを大きくまわし、上へ元気にはらってみよう。さいごの2つのよこせんもていねいに。
☆小2「夕日」
「夕」の一文字目のはいち(位置)が大事です。つぎ(次)のはらいがかすれないように大きくはらおう。「日」全体が中心にくるように、はじめのたてせんの場所(ばしょ)をかんがえて。たてのせんがまっすぐ下に書けるようにしましょう。
☆小3「文化」
左はらい・右払い・上へのはねがしっかり出せるように、何度も書いてれんしゅうです。「化」の始筆(しひつ)はしっかり入れよう。