
一文字の書を、365日の月日でクローズアップされる本がある📕
先日、不意に開いた5月13日の書、
掲載されている文字は、「橘逸勢:伊都内親王願文」(833年)
日和もよい「母」である。
「一日一書」(石川九楊著 二玄社刊)より
橘逸勢(たちばなのはやなり)・・平安時代初期の書家
空海・嵯峨天皇と共に「三筆」と言われる。
見れば、到底書けないバランス感覚である。
そもそも、母という字を書けば分かるが、初心者から一筋縄ではいかない(実際の母も😱)・・・どちらも偉大である😊
ちなみに、母の似た字の「毋」は〈なかれ・ぶ・む〉と読む。
それは、禁止を意味する全くの別物。
漢和中辞典内などの「母」の記載近くに存在。
「母」のつもりで、二つの点を行書的に一本の縦線にすると、実は全く意味違い(禁止)となるのでご注意ください😅

国立国会図書館より